整備済美品　ナショナル　ワールドボーイGXO

¥7000

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商品の説明

このモデルを此方で出すのは27台目。少し古い横型のポータブル3バンドです。
発売当時に流行っていたギミック類満載乍ら上手く整理されて使い易いデザイン、強力なスピーカーと強固なボディの反応の良いしっかりした音、大出力2.6W、当時何の為に付いていたのか今では思い出すことさえ困難なFMトランスミッター機能等、当時の少年達には夢の様なラジオでした。
今回出品する一台は後期型なので確か縦型でビッグヒットとなったソニーのスカイセンサー5500と略同時期の発売と思われます。ラジオ界の両巨頭であったソニー対ナショナルの戦いの最前線のモデルの一台です。
デザインは無線機の様な精密感溢れるソニーの勝ち、感度は略横一線ですが多分僅差でナショナル、音はソニー12cm、ナショナルは10cmというスピーカーの口径差を覆してレンジも音量もナショナルの勝ち。
耐久性などと言う比較項目は当時の少年達の興味の埒外だったとは思いますが、50年経つとナショナルの圧勝です。特にこの当時のソニーは自社製のトランジスタの耐久性が低く、トラブルがあると交換必須です。残念ながら代替のトランジスタもIC、LC全盛の現代では徐々に手に入らなくなっていますから、後10年位経つとナショナルしか残っていないのでは無いかしらん。
という訳でラジオの機能という視点から見ればナショナルの圧勝だった筈ですが、当時の少年達のチョイスはバス、トレブル独立トーンコントロールとホップアップアンテナ、更にはタイマー迄有るギミック満載のソニーの圧勝でした。かく言う小生もソニーを手にして喜んでいた一人でしたから。
当時のラジオは少年達には高級品で店頭での聞き比べなんぞ夢のまた夢だったこともソニーに有利だった筈です。
丈夫でとても良いモデルですが、メインスイッチがスライド型で金具の間にゴミが入ったり、錆が出たりで結構故障が多い様です。大半はスイッチの固着で、根本からスイッチ棒が折れたものを可也目にします。
但し今回の一台は過去扱った内でも上位で後期型で言えば最も良い状態でした。勿論スイッチもOKです。
全体的に綺麗で、アルミ部分の錆もこのモデルとしては少ない。電池蓋が開かず苦労しましたが、入って居たのが東芝のグレード高目の単2で電解液漏れはありません。
電池、自作ACコード付き。
TXには音で負けますがこのクラスのベストモデルの一台です。